・間取り変更
住み始めて十数年経過すると、家族のライフスタイルの変化に伴い、住みづらさを感じてくることも少なくありません。
そのように感じた時には、間取り変更リフォームを検討してみるのもひとつの選択肢で、間取りの変更で様々な問題が解消して快適な暮らしにすることができるのです。
ただ間取り変更リフォームは、全てで自由にできるわけではなくて、いくつかの注意点もあるので知っておく必要があります。
そのひとつは家の構造には、柱と柱が組み合わさって線で支えるタイプと、壁が組み合わさって面で支えるタイプがあって、後者は壁自体が家を支える役割をしているため壁の撤去が制限されるのです。
また線で支えるタイプであっても耐力壁は基本的に撤去できないので、完全なひとつの空間にするのは難しいこともあります。
それからマンションの場合には、管理規約というものが存在していてリフォームに関する禁止・制限事項があり、間取り変更と一見関係ないように思えても確認する必要があるのです。
・リフォームとは
一般的に「リフォーム」とは、老朽化した建物を新築の状態に戻すことをいいます。英語の「reform」は「悪い状態からの改良」を意味し、リフォームという言葉を使うときは、基本的に壊れていたり、汚れていたり、老朽化したりしている部分を直したり、きれいにしたり、新しくしたりすることを指します。
「マイナスの状態のものをゼロの状態にに戻すための機能の回復」という意味合いとして使われることが多いため、例えば、外装の塗り直しや、キッチンの設備の変更、壁紙の張り替えなどがリフォームに該当します。
・リノベーションとは
「リノベーション」とは、既存の建物に大規模な工事を行うことで、住まいの性能を新築の状態よりも向上させたり、価値を高めたりすることをいいます。リノベーションはプラスαで新たな機能や価値を向上させることを表しています。そのため、リノベーションでは住まいの空間をよりデザイン性の高いものに改良したり、住環境を現代的なスタイルに合わせて間取りや内外装などを変更したりすることなどが含まれます。